終戦70年~役立つ人に~ 2015/09/02 9月 いよいよ二学期が始まりましたね 長い夏休み、いかがでしたか。 夏休みの始まりは、長く感じた子供との時間も過ぎ去ってしまうと 妙に寂しく感じたのではありませんか? お子さんと毎日楽しみ体験した日々、沢山笑った思い出は、 きっと大きくなると子供達にとっても宝物になると思います。 さて、今夏は終戦70年、こうして毎日平穏に暮らしていると 戦争なんて想像がつかないですね。 広島の原爆も長崎の原爆も、その恐ろしさを伝える人が 段々少なくなりましたが、8月は戦争について思いをはせる事が大切です。 夏季保育の午後、職員会議の中で園長先生が実母である月恵前園長先生の戦争体験の話をして下さいました。月恵元園長先生は若い頃、比々多小学校の教員をしており、伊勢原にも空爆があり子供達を守るために、空から子供が見えないよう葉が沢山茂っている桑畑の中を子供を守りながら帰宅させた話や疎開で来ていた子供達の話等、声を詰まらせ職員に話をして下さいました。 8月15日前後になるとTVや映画等でも、その頃の事を放映されますね。 目の前の子供達に今の平和な日がずっと続くように私達大人は過去から学び 未来につなげて行かなければいけませんね。 先日テレビで特攻隊に出撃し、何発か銃弾を受けたにも関わらず奇跡的に生還した人が涙を流しながら、こんな話をされました。 『戦争というのは、その日その日が命がけです、特攻隊に行った多くがあどけない若者ばかりでした。今の日本と比べてあまりにも差がありますね。あの若者たちの百分の一でもいい、千分の一でも万分の一でもいいから世の中のために頑張ってもらいたです』 私も胸が一杯になりました。戦争を繰り返さないことは勿論ですが、 必死に命を投げうってこの日本のために戦ってくれた人達がいて、 今の平和な世の中がある事を私達は絶対忘れてはならないですよね。 山王っ子達、未来を担う子供達が立派な大人になり、 地域・社会さらには世界に貢献出来る様、 私達山王職員はその成長のお手伝いをさせて頂きます。 (園の理念でもあります) 毎日、世間では凶悪な事件が多発しています。 相手を思いやる気持ち、命の大切さも伝えていきます。 この可愛い笑顔が永遠に繋がれて行きます様に・・・ 教頭 市村恵美子