「人生を豊かに歩める心の育ちを」
今の時代、引きこもりや定職に就かず無職の若者がとても多く、 せっかく生まれたのに人生を有意義に生きないのはもったいないと感じています。 引きこもりや、挫折をして何もせず暮らしている子。 その子たちの幼児期を振り返ってみると類似点があるのです。 元々子どもを愛するがあまり、やってあげすぎてしまったり、甘やかしすぎてしまう... 私たちから見ると親御さんにはもう少し子どもを信じて一人前に扱ってあげたら…と言ってあげたくなる幼児期を過ごしているように思えます。
子どもには素晴らしい力があります。 しっかりと発達に併せて我慢したり、頑張る環境を与えれば、ちょっと難しいことに取り組み、できるようになるまで何度でもチャレンジします。 そして頑張ってできた時のうれしそうな輝く笑顔は素晴らしいものです。
幼児期にたくさんの失敗や挫折を感じ、自分で努力して今までできなかったことが できるようになる成功体験をたくさん経験させたいと思っています。 子ども達が自ら頑張ることの大切さを知り、努力して達成した時の喜びを感じることで次へのチャレンジする心を持たせたいのです。
そうして子ども達をしっかり強く育て心の折れない子にして次の小学校へとつないでいきたいと考えています。 子ども自身が自分の力で獲得し、自分を信じて一生懸命に生きられるように心にしっかりと種をまくことが大切だと信じています。 自己肯定感に溢れ、人生を豊かに歩める心の持ち主たちが溢れる、 あたたかで陽だまりのような幼稚園時代を過ごしてもらいたいのです。
features
子ども達は自ら育とうとする力を誰もが持っています。園では、子ども達が自ら挑戦して育っていける環境を用意し、子ども達の可能性を信じ、遊びや生活を通して発達していく姿を見守っていく事を大切にしています。
いくら子ども達が自ら育とうとする心を持っていても、失敗ばかりや、挫折ばかりでは意欲は落ちてしまいます。だからこそ、子ども達の発達に寄り添い、気持ちに寄り添い、一緒になって成功体験を積んでいける環境づくりと関わりを大切にしています。 比べるのは周りではなく昨日や半年前のまでの自分自身。日々の積み上げが自己肯定感を作ります。
子ども達はちょっと難しいことに挑戦することが大好きです。そして、失敗や挫折を繰り返す中で、協力することや努力することの意味を体験から学んでいきます。 何事にも挑戦していける強い心。それは、教えて身につくものではありません。 体験からしか学べないからこそ、毎日の取り組みの中に挑戦の出来る環境を用意することを大切にしています。
人は一人では生きていけません。相手の気持ちを理解すること、助け合うこと、譲り合うことは、社会人として生きていく中で大切なことです。そして、その基礎は幼児期に培われます。 この大切な発達を私たちはたくさんの体験や挑戦から子ども達に保障していきたいと思います。
体は食べたもので出来ています。だからこそ、子ども達の育ちを支える食事を教育と同じくらい、大切にしたいと考えています。 和食中心で、添加物も使わず、しっかりと出汁を引いて作り、体が喜ぶ食事を大切にします。また、給食や食事に対する感謝の気持ち、収穫することの喜びと有難さ、季節の恵みを皆で頂くことの喜びを体験することも大切にしていきたいと思います。
message
子育てって過ぎ去ってみないと、わからないものがあるんだと思います。
自分の子育てを振り返ってみると子育てをしているときは夢中で、 周りのお子さんや同年代をみて横比較で生きてきたけれど、 自分の子どもの半年前と今を比べて、昨日よりも今日、今日よりも明日と、 縦比較で生きていれば、自分も子どももずっと幸せだったと過ぎ去ってみてようやく気づくんです。
その後悔を保護者の皆さんに繰り返してほしくないんです。
「出来るようになった」「すごいものが作れた」という形を求めすぎないでほしいと思います。 ぐちゃぐちゃでもいいから、ドロドロでもいいから子どもたちが自ら努力して挑戦して、 出来なかったことが出来るようになったその経過やプロセスの方が大事なのだと思います。
結果ではなく、個々の成長の幅を見ていく。 一人ひとりの育ちを見つめていく。
育ちこそが金メダル。
心の成長、育ちを重点にしていく教育を大切にしていきたいのです。
お子さんと、保護者の皆さん、私たちがチームになって過ごしていくのが伊勢原山王幼稚園。 チームみんなで大好きだよって、認め合える愛に溢れる幼稚園であってほしいと思います。
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