努力は人を裏切らない 2016/02/10 新しい年がスタートし2月も中旬になりました。 本当に月日の流れは速いなぁと思います。 特に三学期は速さが倍になったように感じます。 三学期は子どもたちにとって一年間の総仕上げの大切な学期です。 さて、「努力は人を決して裏ぎらない」ということを子どもたちには日頃から伝えていますがこのことについてのエピソードをお話ししたいと思います。 今回は子どもたちのことではなく職員のお話です。 本園の若い職員でピアノがちょっと苦手と話している職員がいました。 しかし発表会の時の子どもたちの伴奏を聴くと年々上手になってきているなぁとは感じていました。 先日、休日出勤をしていた教頭が偶然彼女の教室でピアノを弾こうと思い、楽譜はないかと探したところ教室のどこにも見つけることができなかったそうです。 不思議に思い翌日隣のクラスの担任になんで楽譜が一つもないのか知っているかと問うたところ「ああ、○○先生は毎日楽譜を家に持って帰って練習しているので休日には楽譜は園にはないんだと思いますよ。」と答えたそうです。 教頭はその話をとても嬉しそうに私に伝えてくれました。 私は「ああ、だから発表会で聴くたびに上手になっているのが実感できたんだわ。」と思いました。 毎日子どもたちのために一生懸命に働いて、疲れているだろうに家でも人知れず努力してくれているんだと本当に嬉しくそんな彼女を誇りに思いました。 自分自身も毎日コツコツと積み上げている彼女です。 子どもたちの頑張りも上手に誉めて育ててくれている姿が自然に目に浮かぶと同時に、自分自身の向上にも努力を惜しまない宝物のような先生がいてくれることが本当に嬉しく心がほっこりしましたのでおうちの皆様にもその気持ちをお届けすることに致しました。 園長 小山容子