理念ブログ~理事長の耳と園長の目~

大切なこと!!

2018/01/31

新しい年がスタートしたと思ったらもう節分です。

幼稚園は卒園、進級の大事な総仕上げの学期となりました。入園、進級の頃を振り返ってみると本当に子どもたちが育っていることを感じられます。先日一年間の集大成の生活発表会のリハーサルでの出来事です。年長さんが輪になってみんなでブリッジ回転する場面で回転が少し遅れてなかなか回転できない子がいました。回転できた子どもたちから自然に頑張れコールが起きました。そしてその子が回転できたときに自分ができた時の笑顔より全員でできたというもっと嬉しそう笑顔、誇らしそうな姿を見せてくれました。

子どもたちが垣間見せてくれる優しさ、友情、温かい心に涙が出そうになりました。

毎年年長は跳び箱チャレンジをします。自分の背の高さぐらいの跳び箱に真剣な顔で向かっていく姿、跳べた時の嬉しそうな顔、跳べなかった時のくやし涙、本当に一生懸命に頑張っているのだと感じます。跳び箱は子どもの心を強くしてくれます。「ぶつかったら痛いな。おしりをすったら痛いし、あんな高いところを跳び越せるかな?」と思うこともあるでしょう。それでも頑張れば跳べるかもしれない・・と何度でもチャレンジしていきます。跳べた時の嬉しそうな顔は輝いています。

一つずつチャレンジをクリアすることで子どもたちは確実に自分は頑張れば何でもできるということを学んでいきます。そんな心を持たせて学校に行かせたいと思っています。リハーサルではいちご、年少、年中の子どもたちもじっとお兄さんたちの発表を見つめていました。大きくなったらできるようになるよと伝えると目を輝かせてしっかりとうなづいていました。

今年も何事にもチャレンジできる諦めない心を持った山王っ子を送り出せると思います。進学、進級に向けてしっかり子どもたちの心が育つように三学期の残りの日々を大切に過ごしていきたいと思っています。

園長  小山容子

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