12月 師走の候 子供の幸せ 2019/12/03 R1.12.3(火) 暑い、暑いと言っていた夏が終わり、秋が短く感じていたら、あっという間に季節が変わり、12月、冬になっていました。今年はインフルエンザの流行が早く、3組さんは、11月下旬から学級閉鎖になり、担任は勿論、先生達みんなが心配しました。 明日からは今年最後の発表会が始まります。何はともあれ全員参加が願いです!!祈る様な気持ちでお待ちしております。お子様だけではなく、保護者の皆様も体調に気をつけて下さいね。 さて、話は変わりますが、毎日のように子供が犠牲になるニュースを耳にします。何にも罪のない、未来ある子供、何のために産まれて来たのかわからない子供の虐待、心が痛くなり、怒りが増します!これから載せる詩は、理事長先生が私に、ミールケアさんの「給食道」を未来に伝えたいと言う新聞からの抜粋した記事を見せてもらったものです。読んだ時、悲しさと怒りで涙がでました。 山王っ子は幸せです。温かな家族に愛され大切に育てられています。でも、なかにはこんな子供がいる事を、この詩を通して知って頂けたらと思って掲載します。 『僕の声を聞いて』 お母さん ぶっても蹴ってもかまわないから 僕を嫌いにならないで。 お母さん お願いだから僕の目をちゃんと見て お母さん お前を生まなければ良かったなんて言わないで、僕は今ちゃんと生きているんだから お母さん 優しくなくていいから、僕にさわって お母さん 赤ちゃんのとき抱いてくれたように抱いて。 お母さん 僕の話にうなずいてくれないかなあ 辛い、悲しい、もうダメ、お母さんの言葉ってそれしかないの?赤い魔女みたい、ゴム手袋のお台所、お部屋のあちこちにある化粧品、 僕の家のお母さんのにおい、僕の入れない世界にみちている。 お母さん お母さんのにおいがほしい、優しい 懐かしいにおいが。 お母さん お願いだから手をつなごう、僕より先に歩いていかないで。 お母さん お願いだから一緒に歌おう、カラオケじゃないよ おうちでだよ。 お母さん 五百円玉おいていくより、おにぎり一個のほうが嬉しいのに。 お母さん 笑わなくなったね、僕、一日何度お母さんが笑うかノートにつけているの。 いかがでしょうか。苦しい位にこの男の子の寂しさ、悲しみの声が伝わりますね。子供は、家庭のみならず社会の宝物、日本は、諸外国からみて、子供が大事におおらかに育てられている事を称賛されていました。睦まじい母子の姿は日本の風物詩だったのに、、、。 今の日本はどうなってしまったのでしょう。子供をまるで自分の所有物、親だからいいんだ、躾だ、イライラしたからぶった、泣いたから蹴った、理不尽な理由で犠牲になる子供達、許せない気持ちでいっぱいです!子供だって人格があります。生きていく権利があります。 この詩を読んで色々考えさせられました。 最後の結びの言葉に、「愛」と言う連鎖は人間の財産、「虐待」は、人間の最大の負の汚点だと書かれていました。早く心に巣食った尖った言葉を追放し、子供の天国といえる歴史を作りたいですね。 子供達の笑顔や、可愛い言動、本当に愛おしいです。何ものにも変えられない愛おしさです。 12月は子供達がワクワクする行事が盛り沢山ですね。家族で楽しいクリスマス、お正月をお過ごし下さいね。子供と一緒、当たり前の生活と思っていても、いつの間にか気付いたら夫婦二人だけだった、みたいな寂しいクリスマスになります(笑) 長々とお読みいただきありがとうございました! 教頭 市村恵美子