コロナ感染拡大に今思う事 2021/01/18 令和3年1月18日(月) 三学期が始まって早、中旬になりました。月日の流れに改めて驚かされます。一月は行く月、二月は逃げる月、三月は去る月と言われる様にこうして時間はあっという間に過ぎてしまいます。そんな時にコロナ感染拡大防止で緊急事態宣言が発令!楽しみにしていた年長さんのお別れ遠足、参観、観劇、生活発表会も中止、延期、になってしまいました。 感染拡大防止の為には仕方がないと思いながらも、何ともやるせない気持ちが常にあります。それでも子供達、担任は子供達の今を大切にしてチャレンジする気持ちや、出来た!の達成感の場面、場面を一緒に見守り、励まし、喜び、子供に寄り添い指導してくれています。子供達の健康は勿論、子供達の笑顔、姿、想い、存在を丸ごと受け入れ包み込んでくれている先生達の姿、気持ちに私は胸がいっぱいになると共に感謝の気持ちが溢れます。 私達も健康を守る為に色々な事を考え、実践実行していますが、コロナに関しては初めての経験で何が正しくて、何が答えなのかわからないですね。世界中の人々みな同じです。答えのない時間にチャレンジしています。一人ひとりの自覚が求められる今です。 世界中の人々がコロナに苦しめられています。 神奈川県の流行も感染爆発を思わせるような勢いで増加傾向にあります。いつか自分もと不安になります。以前の当たり前の生活が今は、新しい生活様式が当たり前になってきています。人と人との距離は保ちながらも心と心の距離は縮め、強い繋がり、絆を作れる関係を築いていきたいですし、子供達にも伝えたい気持ちです。こんな時だからこそ、思いやりの心が大事ですね。家族に対する思いやり、周りの人、友達に対する思いやり、コロナ感染者、そして、患者さんを助け、救って下さっている医療従事者の方々への思いやりの心、忘れてはならないですね。 コロナウイルス感染拡大で多くの日常や、失った物は沢山ありますが、そこから学んだ事も数多くあります。当たり前の日常のありがたさ、多くの人に支えられて生きていることの気づき、感謝の気持ちを素直に表現することの大切さ等々、つらい体験がきっと人としての成長を促してくれる気がします。そして、目の前にいる愛おしい子供達には、世の中の閉塞した空気を感じさせず、幼稚園に来たことで一つでも多くの「楽しかった」と言う気持ちを抱けるよう全職員で子供の心に寄り添っていきたいと思います。特に三月卒園する年長さんには一つでも多くの楽しい思い出を残してあげたいと心から思います。 今年は、丑年、一歩、一歩しっかり歩んでいくことが大切な年と言われます。一歩、一歩着実に物事を進める一年として、それに耐えた先には明るい未来がやってくると信じて、保護者の皆様にもご理解、ご協力をお願い致します。 コロナ禍の今、心が洗われる詩と出会いましたのでご紹介いたします。 『しあわせがあつまるように 山本瓔子』 心を空高く運ぶ風もある 想いを砕く嵐もある 負けそうな時もあるけれど 諦めない どんな時も 感動が人間を動かしている 出会いが人を変えていく 心を震わす感激を素直に出せる自分でいよう 「ありがとう」にしあわせが集まるように 笑顔にしあわせが集まるように 小さなことが続けられる人は 大きな人生を手に入れることができる きっとできる この詩を読んだとき私は、心に灯がともり力が湧いてくる気がしました。先の見えない日はまだまだ続きますが、子供達のためにやれることを考え実践、実行していきたいと思います。様々な制約のある毎日ですがご協力宜しくお願い致します。 長々とお読みいただきありがとうございました。 教頭 市村恵美子