園のこだわり

「つ」がつく年齢

2024/10/28

 金木犀の香りが漂う季節になりました。オレンジ色の小さな花をたくさんつけ可愛いですね。秋になったなと感じさせてくれる金木犀、大好きです。

 早いものであと、3日で11月。そうなると今年もすぐに12月、あっという間に終わっていきますね。大人にとってはあっという間でも、子供たちにとっては日々成長の時間だと思います。入園、進級でドキドキ、ハラハラした4月からみるとなんて逞しくなったことか。心も身体も大きくなりました。

 先日、入園説明会がありました。小さなお友達とその保護者の方が来てくださいました。今年、お子様を入園、入会して下さった保護者の方も数ある私立園の中からどこにしようと、迷い、考えて、山王幼稚園を選びお子様を預けて下さった事、説明会でお話ししながら、改めて感謝で胸がいっぱいになりました。今年も新たに山王幼稚園を選んでくださった方々との出会いを大切にしたいと思いました。在園しているお家の方、期待通りお子様は育っていますか?安心して預けて下さっていますか?何か心配や、思うことがあったら、何でも言ってくださいね。私達、山王職員はいつでもお子様を真ん中におき、お家の方と一緒に成長を喜び、考えていきたいと思っています。今も、そしてこれからも、、、。

 さて、その入園説明会で、わんぱくクラブの先生、そして、私達職員に大切なことを研修で伝えて下さる平野先生がお話しして下さった話の一部を書きたいと思います。

 「つ」がつく年齢までは子どもを大事に育てていきましょう、と言うお話しでした。

 「つ」とは、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、まで9歳までは、良い事、悪い事、善悪の区別をしっかり教えましょう。

 山王幼稚園で毎日言っている善悪の区別、幼稚園五訓こそ大人にとっても大切な事なのです。

 と、柔らかな口調でお話しして下さいました。その時、私は以前も何かで読んだコラムを思い出しました。

 「つ」がつく年齢までは手をかけ、「つ」が取れたら、目をかけていきましょう。そして、善悪の区別とともに、美しいもの、きれいなものを見たり、触ったり、感じたり聞いたりすることも大切であると書かれていました。自然の美しさ、落ち葉、石ころ、花、など、沢山ありますね。

 そして、何よりも、子どもに対して理屈無く愛情をおつりがくるぐらい与えることが一番だと思います。子どもの心が親の愛情で満たされていると色々な事で心に余裕ができ、子どもはまっすぐ育っていくと信じています。

 愛情とは、甘やかしとは違い、愛情があるからこそ我が子を真剣に叱れ、愛情があるからこそ、我が子の寂しそうな表情を見ると無性に抱きしめたくなるのです。子どもに対しての愛情は与えたら与えただけ子どもは育っていく、心の栄養だと思います。まだまだ「つ」が取れる迄、時間がありますのでたくさん愛情を持って抱きしめてあげて下さい。

 と、書かれていました。

 私は、取り戻したくても取り戻せない時間、、みなさんはまだまだ出来ますね。羨ましい限りです。

 親が子供に与える無償の愛ですね。

 長々とお読みいただきありがとうございました

 教頭 市村 恵美子

 

 

未就園児の方はこちら